正しいがんの知識

肺がん

増え続ける肺がんの死亡率

肺がんは、日本のがん死亡数の第1位であり、人口の高齢化社会と相まって年々増加しています。(2012年がん死亡率360,790人中、肺がん死亡率71,540人)

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肺がんの最も大きな原因はタバコです

「タバコ」が原因の肺がんは、男性で70%。女性で20%と言われています。また夫からの受動喫煙による非喫煙女性の肺がん(腺がん)の発生リスクは2倍と報告されています。肺がん検診では1日の喫煙本数と喫煙年数をかけあわせたもの(喫煙指数)が600以上の方を「高危険群」としています。現在喫煙していても、禁煙することによって自分自身や周囲の人の肺がんリスクを下げることは十分に可能です。

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症状がないのですが、検診は必要ですか?

早期の肺がんでは、自覚症状はありません。進行していても症状が現れにくく、長引く咳・血痰の症状で発見された場合、かなり進行した例が多く見られます。症状に関わらず、年1回の検診を毎年継続して受けることが早期発見につながります。

検査内容

1.胸部X線検査

市町村や職場での肺がん検診(対策型検診)において一般的に行われる検査です。肺の奥の方に発生する肺がん(肺野型肺がん)を異常な陰影(カゲ)として検出します。

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2.喀痰細胞診

「たん」の中に含まれる細胞を顕微鏡で調べ、がん細胞の有無をチェックします。太い気管支に発生する肺がんの発見に有効です。高危険群に該当する人におすすめの検査です。

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3.胸部CT

肺を輪切りにした(横断面)画像を作成し、肺全体を詳しく調べます。胸部X線で異常とみなされた影陰の性状や、胸部X線で見つけにくい場所や小さな淡い影陰の検出に優れています。胸部X線検査での異常に対する精密検査として行われています。また一部の施設では検診に導入されています。

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4.低線量CTによる肺がん検診(CT検診)

近年、個人で受ける検診(任意型検診)において、通常のCT検査よりも被ばく線量を4分の1程度に軽減させてCT撮影を行い、異常を検出する試みが行われています。国内外の研究では、胸部X線検査による肺がん検診と比較し、小さく早期の肺がんが発見されており、米国の喫煙者を対象とした研究で死亡率減少効果があると報告されています。

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異常が認められた場合、医師の支持に従い精密検査や治療を受けることが重要です。

検診結果が異常なしの場合でも、検診は翌年も必ず受けましょう。

肺がん検診を知る、受ける

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